2025 年 2025 巻 3 号 p. 172-177
人間も含めた動物の行動をエスノグラフィとして記述する際に,環境をどのように認識し,環境の中でどのように行動するかを,より客観的・普遍的に記述する方法を開発できないだろうか.我々は,このような関心から環境存在論とオントロジー工学を結びつけた環境存在論的記述法の開発に取り組んでいる.本報告では特に,予備調査・予備分析を経て開発した記述法の基盤となる概念フレームについて報告する.終わりに,環境存在論に基づくオントロジーを開発する上での課題点と転用可能性について検討する.