日本食品工学会誌
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ヒトにおけるコーヒー豆マンノオリゴ糖の単回摂取が血液中中性脂肪に及ぼす影響
熊王 俊男藤井 繁佳尾崎 和人高尾 和泉
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2005 年 6 巻 4 号 p. 301-304

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抄録

被験者に高脂肪食 (含有脂肪量40g) およびコーヒー豆マンノオリゴ糖 (MOS) パウダ3.0gを摂取した後, 血中中性脂肪濃度の経時的変化について調べた.血中中性脂肪濃度は, MOS群およびプラセボ群ともに試験食摂取直後から, 急激な上昇を示し, 摂取後120-180分でピークに達した.MOS摂取群では, プラセボ群と比べて摂取後120分から300分まで低下傾向を示し, 摂取後180分で有意に低下した (p<0.05) .この結果は, MOSの摂取が, 脂質吸収の抑制に関与している可能性が示唆された.

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