日本食品微生物学会雑誌
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技術
環境中のノロウイルスの拭き取り検査における生物発光酵素免疫測定法(BLEIA法)の検討
下村 力斗清水 大輔中川 弘
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32 巻 (2015) 4 号 p. 219-223

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抄録

NVに汚染された現場を想定した環境中からのNVの拭き取り試験を行い,拭き取り検体を用いて,生物発光酵素免疫測定法 (BLEIA法) によるNV検出の可能性について検討を行ったところ,BLEIA法でのNVの検出は可能であり,検出感度については,リアルタイムPCR法と同等もしくはそれ以上の検出結果が得られた.また,トイレを想定して試験に供した材質ごとによる検出感度に特異的な差は認められなかった.このことから,NVの拭き取り検査においてBLEIA法の利用は有効であることが示唆された.また,BLEIA法はリアルタイムPCR法などの遺伝子検査に比べ,操作面においても簡便であり,かつ試薬コストも安価であり,さらに,一度に大量検体の処理が可能であることから,調理現場あるいはトイレなどNVの汚染が考えられる特定場所の拭き取り検査に利用が期待できる.

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