高知大学農学部水族病理学講座
1981 年 16 巻 2 号 p. 85-89
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特異的ウサギ免疫グロブリン(RIg)を用いて,腹腔内接種によりハマチに受動免疫を行なった場合の血清中の抗体活性は免疫後6時間以内に最大となり,48時間以内にほぼ消失する。また,ハマチ血清中に吸収されたRIgの濃度は免疫後6~24時間で最大となり,24時間以内に検出限界未満となる。しかし,受動免疫により血流中に吸収されたRIgは体表粘液中へ移行しない。同様の免疫法により,ハマチ類結節症の実験的感染に対して高い予防的効果が認められたが,治療的効果は認められなかった。
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