魚病研究
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マガキ卵巣肥大症原因寄生体 Marteilioides chungmuensis 検出用 DNA プローブの開発
伊藤 直樹尾田 正良永 知義小川 和夫
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2003 年 38 巻 4 号 p. 163-169

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抄録
 マガキの卵巣肥大症原因寄生虫 Marteilioides chungmuensis のSSUrRNA遺伝子の塩基配列を解析した。それをもとに開発した nested-PCR による本虫の検出法は, 従来の肉眼または組織切片による方法よりも感度が良好であった。また, 以前に開発した in situ hybridization法と今回確立したPCR法は, 近縁のParamyxea門原虫2種と交差を示さず, 特異性の高さが確認された。
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© 日本魚病学会
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