日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
特別講演
これからの日本のがん対策のあり方
垣添 忠生
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 45 巻 1 号 p. 11-18

詳細
抄録
これからの日本のがん対策のあり方について論じた。
がんという病期の本態の理解にもとづき, がん一次予防, がん二次予防 (検診) , がん診療を, 研究に根ざして進めることが大切である。あわせて, がん登録にもとづくわが国のがんの実態を正確に把握し, その予測にもとづき, 戦略を展開する必要がある。そのために, 2006年6月に成立した, がん対策基本法は画期的な意味をもつ。この法律に沿う形で, 厚生労働省内のがん対策推進室と国立がんセンターが緊密な連携をとり, 国立がんセンター内のがん対策情報センターと地域がん診療連携拠点病院のネットワーク化により, がん医療の均てん化を実現する。さらに, たばこ対策や検診事業を強力に展開すれば, わが国でも, がん罹患, がん死の激減が必ず図れるはずである。
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top