日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
腹部超音波検査による健診での事後指導のあり方─「腹部超音波がん検診基準」と日本人間ドック学会「腹部超音波検査所見の判定及び事後指導区分」との比較による検討
水間 美宏福島 豊実久木田 和夫
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キーワード: 腹部超音波, 健診, 事後指導
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2013 年 51 巻 2 号 p. 234-242

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抄録
腹部超音波検査による健診の事後指導のあり方を検討するため, 新しく発表された日本消化器がん検診学会の「腹部超音波がん検診基準」と, 以前から用いてきた日本人間ドック学会の「腹部超音波検査所見の判定・事後指導区分」を併用し, 腹部超音波検査の判定をした。その結果, 「腹部超音波がん検診基準」の所見のうちカテゴリー4と5には精検が必要だが, カテゴリー3のすべてを精検する必要はないこと, カテゴリー2には治療や経過観察をすべき良性疾患が含まれること, 「腹部超音波がん検診基準」に追加すべき所見があることなどが明らかになった。今後は, 事後指導までの流れとして, 1)「腹部超音波がん検診基準」の所見を基本的に用い, 2)検者がカテゴリーによる判定を行い, 3)医師が判定をもとに診断し, 4)事後指導区分も決定することを提案したい。今後, 関係する団体, 個人により議論がなされ, 新しい事後指導区分が決定されることを期待する。
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© 2013 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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