日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
原著
大腸CT読影におけるブラインドダブルチェックの評価
藤原 正則永田 浩一光島 徹飯田 直央茂木 智洋村岡 勝美
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 52 巻 6 号 p. 730-736

詳細
抄録
目的:大腸CT読影において, 2名の読影者が互いにブラインドで読影した結果を比較検討した。
方法:任意型検診として大腸CTを受診した2,342症例を対象とした。読影方法は, 病変の拾い上げを仮想内視鏡像で, 病変の診断をMPR像で行う3D primary readingとした。
結果:大腸CTの検査陽性率(6mm以上の病変)は4.4%(103/2,342)で, 陽性反応的中度は89.3%(92/103)であった。検査陽性103例のうち読影者間で病変の判断が異なったのは5例であり, 読影相違の原因は不十分な2体位比較読影が4例, 指摘部位のCT値の判断ミスが1例であった。読影者間の読影の一致度は99.8%と良好であった。
結論:精度検証済の読影法で十分なトレーニングと経験がある読影者では, ダブルチェックによる読影精度の向上は僅かであった。不十分な2体位比較読影や内部CT値の判断ミスは読影の注意点として挙げられる。
著者関連情報
© 2014 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top