日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
腹部超音波検診判定マニュアルの評価─腹部超音波がん検診基準との対比─
若杉 聡小宮 雅明
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2018 年 56 巻 1 号 p. 42-50

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抄録
腹部超音波検診判定マニュアル(以下新基準)の有用性と問題点を検討する目的に, 腹部超音波がん検診基準(以下旧基準)との対比を試みた。
2014年6月1日から2015年5月31日に亀田総合病院人間ドックで腹部超音波検査を受けた7534例を旧基準と新基準でカテゴリー判定し, 対比した。新基準で新たに加わった事後判定基準でも評価した。要医療を考慮すべきカテゴリー3-5が旧基準では1570例(20.8%)だったが, 新基準で992例(13.2%)になった。特に, 事後判定に悩むカテゴリー3が旧基準1278例(17.0%)から, 新基準701例(9.3%)に減少した。新基準の事後判定基準でのD判定は348例(4.6%)で, さらに要医療症例が減少した。新基準では事後判定基準が加わり, 要医療とすべきか迷うカテゴリー3が減少したため, 不要な要医療症例が大幅に減少した。一方で, 多発肝血管腫を疑う症例などでは不要な要医療症例がまだ多く存在し, 今後の課題と考える。
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© 2018 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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