日本消化器がん検診学会雑誌
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ISSN-L : 1880-7666
原著
膵管癌における超音波内視鏡関連検査は効率的な精検方法である
丸尾 達植木 敏晴畑山 勝子永山 林太郎野間 栄次郎光安 智子
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2018 年 56 巻 3 号 p. 312-319

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抄録
2014年に腹部超音波検診判定マニュアル(判定マニュアル)によるカテゴリーが発表された。そこで, 超音波内視鏡検査(EUS)と造影超音波内視鏡検査(CE-EUS)が膵管癌の効率的な精検方法であるか検討した。2008年7月から2015年12月までに当院で診断した膵管癌183例を対象とし, それ以外の膵充実性腫瘤28例を対照とした。判定マニュアルをEUSに適応すると, 感度・特異度・正診率は, USとEUSで, それぞれ, 91%と98%, 78%と95%, 89%と98%であった。カテゴリー5は膵管癌の診断においてUSで有用であったが, EUSはUSより診断能が優れていた。ペルフルブタンを用いたCE-EUSの検討では, 膵管癌はそれ以外の膵充実性腫瘤に比し, 有意に造影ピーク後の造影効果が減少していた。USに引き続きEUS, 必要に応じてCE-EUSを行うことが膵管癌の効率的な精査法として有用であった。
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© 2018 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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