抄録
京都府医師会消化器がん検診委員会は, 積極的に胃がん対策に取り組み, 2013年に「ピロリ菌感染を考慮した胃がん検診のあり方を検討する小委員会」を起ち上げ, 検診のあり方やピロリ菌感染を考慮した胃がん対策を検討した。その後, 2015年に提言書「行政とともに医師会が取り組むべき胃がん対策」を作成した。2016年5月には「胃内視鏡検診準備・検討小委員会」を起ち上げ, 内視鏡施行医の認定や二次読影を含む精度管理, リスク評価をどうするかなど, システム構築に向け検討を行った。その結果, 第1段階として, 胃内視鏡検診マニュアルに従い専門医が複数勤務する医療機関を検診実施機関とし, 胃内視鏡検診実施医療機関および胃内視鏡検診施行医(二次読影医)の認定条件を決定, 2017年6月に胃内視鏡検診及び胃がんリスク層別化検診を開始した。より良い胃内視鏡検診システム構築にむけて京都府医師会が行ってきた2017年度京都市胃内視鏡検診の取り組みを紹介する。