日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
胃X線画像診断と胃がんリスク層別化検査の数値から偽A群を探る
廣澤 幸恵皆川 京子齋藤 洋子岡安 啓介桑原 淳鈴木 由美子富山 芳丈西木戸 理子早川 修太
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2020 年 58 巻 2 号 p. 93-103

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抄録

上部消化管X線造影(以下,胃X線)検査と胃がんリスク層別化検査を同日に実施した男女478名を対象に,リスク層別化検査でHelicobacter pylori(以下,H.pylori)未感染と予測されるA群に分類された受診者の胃X線画像からH.pylori感染か未感染かを判断し,結果が一致しない受診者において数値上特徴があるかを検討した。リスク層別化検査はH.pylori抗体カットオフ値4.0 U/mL未満(和光純薬工業株式会社),PG法は三木の基準を用い,A群312名(65%),B群78名(16%),C群28名(6%),D群3名(1%),E群57名(12%)であった。A群312名中,X線画像上H.pylori未感染と判断した例が252名(81%),H.pylori感染胃炎と判断した例が60名(19%)であった。A群から,PGII≧14 ng/ml,PGI/II比<5である受診者を除外することにより偽A群を低減できる可能性があった。

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© 2020 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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