日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
胃X線検診における追加撮影が読影判定区分に及ぼす影響―検診発見胃癌51症例の検討から―
山岸 史明小田 丈二入口 陽介小峰 詠里加中村 清華菊地 博敦
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2021 年 59 巻 2 号 p. 162-171

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抄録

新・胃X線撮影法(対策型)における追加撮影の有用性を明らかにするため,追加撮影がカテゴリー判定に及ぼす影響を検討した。対象は2012年4月から2015年3月までに当センターで経験した胃癌症例51症例とした。新・胃X線撮影法規定8体位のみで病変が描出されていた症例は46症例,病変に対して追加撮影を行った症例は38症例であった。追加撮影によりカテゴリー判定が上がった症例は21症例あり,そのうち17症例は早期癌であった。規定8体位のみでこの17症例中5症例はC-2,10症例はC-3bと判定され,追加撮影によりC-4以上と判定された。進行癌症例は13症例存在し,規定8体位のみで全例C-4以上と判定された。今回の検討から,追加撮影により特に早期癌のカテゴリー判定が上がったことから,早期癌に対して追加撮影の影響が大きいと考える。撮影に携わる診療放射線技師は病変に対する理解を深め,適切な追加撮影を行う事により,読影補助の一環として胃がん検診の精度向上に貢献することが可能であると考える。

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© 2021 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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