2025 年 63 巻 1 号 p. 4-14
腹部超音波検査は非侵襲的な検査であり, 胆囊疾患をはじめとする腹部領域の検査では第一選択となる画像検査法として位置付けられている。胆囊疾患において鮮明な超音波画像を描出するためには, 胆囊と周囲臓器の解剖の理解, アーチファクトに対する理解, 超音波診断装置を適切な設定条件にすること, 描出しにくい場合の対処法が必要である。また適切な診断を下すためには, 代表的な胆囊疾患の超音波所見を熟知する必要がある。胆囊疾患の診断を行う上でポイントとなる, ①胆囊の形態異常, ②大きさの異常, ③壁肥厚, ④点状高エコー・ストロングエコー, ⑤隆起あるいは腫瘤像について解説する。