日本消化器がん検診学会雑誌
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総説
医療倫理と利益相反
飯島 祥彦
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2025 年 63 巻 2 号 p. 108-111

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抄録

医療に携わる者, 医療者には職務を遂行するにあたって遵守するべき職業倫理である医療倫理が課されている。医療倫理は, 時間・場所によりその内容は変遷しており, また各医療人により考え方が異なることもある。そのような医療倫理は, 「ヒポクラテスの誓い」に始まり, 以降多くの多様な国際倫理綱領, 宣言などにより言語化されてきた。

医療者は, 診療を行うにあたって, 時代とともに変遷する医療倫理を常に学習する必要がある。また, 医療者は, 診療とともに医学研究を行うことも多く, 研究倫理を遵守して研究を実施する必要がある。近年は, 医学研究を行うにあたって, 企業からの資金提供が必要になってきており, 利益相反の管理が求められるようになっている。

本稿は, 医療者に課せられる医療倫理, 研究倫理, 利益相反とは何か, そしてそれを日常診療や医学研究の実践のなかでどう実現していくか, 検討を行いたい。

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© 2025 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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