日本消化器がん検診学会雑誌
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特集:自己免疫性胃炎のトピックス
自己免疫性胃炎の胃X線診断
青木 利佳
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2026 年 64 巻 1 号 p. 42-49

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抄録

自己免疫性胃炎(Autoimmune Gastritis:AIG)は, 胃底腺領域に高度な萎縮をきたし, 悪性貧血, 神経障害, 胃NET, 胃がんを合併することがある。近年, その頻度が決して低くないことが報告されているが, 胃X線像所見の報告は極めて乏しい。本稿では, AIGに特徴的なX線所見として, 高度萎縮, 逆萎縮, 固着粘液, 隆起型残存胃底腺, および新たに提唱した散在性粒状ポリープと均一小多角形粘膜模様について概説する。これらの所見はHelicobacter pylori(H. pylori)感染胃炎やH. pylori未感染正常胃との鑑別に有用であり, AIGに特異度が高い。

現在, 胃X線像に基づくAIG診断を行っている施設は殆どないが, H. pylori感染胃炎とは異なる慢性胃炎の所見を認めた時には, 本稿がAIG発見に繋がることを期待したい。また, 今後の多施設研究による再検証も待たれる。

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