抄録
沖縄県総合保健協会が実施している間接X線写真による地域胃癌検診でのこれまでの癌発見率は0.1%以下であり他府県に比して少ない。また当協会における発見胃癌のうち進行癌症例の比率は約50%である。また進行癌症例の受診歴をみると約50%が逐年受診者である。癌発見率の向上と,進行癌症例の減少をはかる目的で偽陰性症例の間接X線写真について遡及的検討を行った。見落し症例が22%,読影側にも撮影側にも問題がある症例は22%,前年度X線写真に異常を指摘できない症例が50%,急速に発達したと思われる症例は6%であった。