日本消化器集団検診学会雑誌
Online ISSN : 2186-7321
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間接X線写真の質的向上に向けて
高濃度・低粘性バリウムの有用性について
青柳 孝行今村 清子増田 英明乾 篤仁櫻田 晃
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2000 年 38 巻 3 号 p. 271-278

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抄録
われわれは, これまで画質のさらなる向上を目指して, 高濃度・低粘性のバリウムに関する基礎的, 臨床的検討を重ねてきたが, その有効性は明らかである。今回は, 200W/V%高濃度・低粘性バリウムを170ml, 150ml, 120mlに変え, 撮影体位の追加と手技に工夫を加えた3法において, 描出能にどの程度差異が生じるか検討した。
その結果, バリウムの服用量により, バリウム付着の均一性, 障害陰影の目立ち, 二重造影像の可視領域等が大きく左右される。また, 被検者においても服用時の違和感や不快感, 体位変換時の苦痛も生じることが示唆される。以上の検討から, バリウム服用量は140~150mlが適当と考え, 3法から得られた情報をもとに半立位腹臥位第一斜位像を加え, バリウムを均一に付着可能な最小限の体位変換を加えた新撮影法を提案した。
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