抄録
空間認識を明らかにするために、従来から実施されているMCTに用いられている立体をモデルとして、主に建築分野の図学で用いられている第一角法による三面図テストを作成し、MCTと共にK、O大学の1年生に対して図学の授業の1回目に実施した。解答時間は両テストとも20分間であり、1問の正解を1点とし、全問正解を25点として分析をおこなった。結果は以下のとおりである。 (1) MCTの解答率は概ね100%であるが、TFTは95%程度である。 (2) 正解率は、MCTよりもTFTの方が高い傾向にあるが、両大学とも有意差は認められない。 (3) 得点はMCT、TFTともK大学よりO大学の方が有意に高い。 (4) MCTとTFTの得点の相関は0.5程度である。