養護教諭を目指す学生にとって,水質検査に関する興味・関心・知識・技術は重要である.そこで本研究では,水道水及び環境水の水質測定によりもたらされた水に関する意識の変化をテキストマイニングにより分析し,以下の知見が得られた.自己組織化マップ及び共起ネットワークの結果によると,水質測定後のほうが抽出語の数が多くなり,測定項目名である硝酸態窒素・COD等や,酸性雨・排水・汚染等の水質汚染に関わる語が登場した.つまり,水質測定することにより,環境汚染に関する語が多く使われるようになり,水に関する意識も高まることが示唆された.