大阪工業大学工学部一般教育科
広島大学大学院理学研究科
2009 年 19 巻 1 号 p. 25-37
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
非線形拡散と吸収という2つの効果を伴ったある種の発展方程式においては,解のサポートが一旦分離し,その後に再び融合するという数値計算例が得られている.これは方程式が持つこれら2つの効果と初期関数の形状との微妙なバランスによるものと考えられる.本論文では,再融合に焦点をおいて,分離・融合の繰り返し現象について特殊解を用いて解析する.また,与えられた回数だけ分離・融合する初期関数の存在とその構成法について述べる.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら