東芝情報システム株式会社
九州工業大学大学院情報工学研究院
2020 年 30 巻 3 号 p. 226-248
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
概要. 本稿では乱数生成器に対する新たな統計検定フレームワークを提案する.まず今日広く使われているNIST SP.800-22を用いた「生成器」に対する評価は不完全であることを示す.次いで生成器に対する統計評価は「無作為抽出性の評価」と解釈できることを述べ,無作為抽出性の検定例を示す.最後に検定を多数繰り返す前提のもと,検定手順と明確な最終判定を与えるルールを定めたフレームワークを提案し,評価例を示す.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら