株式会社JALインフォテック
筑波大学計算科学研究センター
2020 年 30 巻 4 号 p. 290-319
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概要. 複数右辺ベクトルを持つ線形方程式の反復法として,ブロック積型反復解法がある.同法は同問題を効率的に解くことができる一方で,右辺数の増加によって近似解精度が劣化することがある.漸化式で計算する残差行列と真の残差行列の間に乖離が発生することが精度劣化の主要因である.本論文ではBlock GPBiCG法とBlock BiCGSTAB法について漸化式の再構築を行い,数値実験を通して提案手法の有効性を示す.
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