日本集中治療医学会雑誌
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原著
特別な補助手段を用いないで, ベッドサイドで簡便に幽門後方に経腸栄養チューブを挿入する方法
奥谷 圭介速水 元大木 浩粉川 敦子永井 正一郎大塚 将秀山口 修磨田 裕
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2007 年 14 巻 2 号 p. 177-185

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抄録
背景 : 補助手段を用いずに, 幽門後方への経腸栄養チューブ挿入をベッドサイドで簡便に行える方法を検討した。対象 : 2003年4月1日~2005年5月31日の間に横浜市立大学附属病院ICU, または同附属市民総合医療センターGICUに入室し, 幽門後方栄養が必要な患者。方法 : アーガイル™のニューエンテラルフィーディングチューブを使用した。3cm進めるごとに手を離し, 跳ね返りがあれば引き抜き, なければさらに進めた。その挿入抵抗と, 空気注入音が変化すれば手技を終了し, X線写真で確認した。結果 : 64人に71回の挿入を行い, 幽門後方への留置に成功したのは56回 (78.9%)。所要時間は成功例21.6 ± 4.8分, 失敗例51.3 ± 33分であったが, 有意差はなかった (P = 0.050)。重大な合併症はなかった。結語 : この方法は, 成功率と所要時間において, 実用的である。
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© 2007 日本集中治療医学会
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