日本集中治療医学会雑誌
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症例報告
甲状腺クリーゼと診断した4例の検討
和田 剛志澤村 淳菅野 正寛平安山 直美久保田 信彦星野 弘勝早川 峰司丸藤 哲
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2010 年 17 巻 2 号 p. 191-195

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抄録

甲状腺クリーゼと診断した4例を経験した。1例は来院前に心肺停止となり,蘇生後低酸素脳症により不幸な転帰となったが,他3例は迅速な診断と治療により良好な経過をたどった。4例すべてに心不全徴候を認めたが,甲状腺治療薬が心不全や全身状態を悪化させる可能性があるため,治療に際しては十分な循環動態の監視が必要と考えられた。また,外傷後の異常な頻脈と発熱持続を認める場合,甲状腺機能評価を視野に入れた治療が必要と考えられた。

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© 2010 日本集中治療医学会
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