日本集中治療医学会雑誌
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片肺換気および持続気道陽圧により難治性肺内出血をコントロールした1例
片山 浩武田 吉正時岡 宏明真部 信毅福島 臣啓平川 方久
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1996 年 3 巻 2 号 p. 95-98

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抄録
神経性食思不振症から多臓器不全に陥り,合併症として肺内出血を発症した症例を経験した。止血剤および血液製剤の投与,気管支鏡を用いたアドレナリン添加生理食塩水,トロンビン添加生理食塩水の注入にもかかわらず止血が困難であったため,健側肺への血液流入を防ぐ目的でダブルルーメンチューブを用い,患側肺には20cmH2Oの高い持続気道陽圧(comtinuous positive airway pressure; CPAP)のみをかけ,非動化した。この換気方法を40時間持続したことにより完全に止血させることができ,その後出血はみられなかった。難渋する肺内出血においては,分離肺換気,高いCPAP,患側肺の非動化はベッドサイドで簡単に施行可能であり,気管支鏡的な止血術が成功しない場合には試みてよい方法である。
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