山形県寒河江市の二ノ堰用水路で繁茂する水草の適切な除去時期について検討した.対象とした用水路は,水温上昇の目的で水深が浅く,流速が遅い.48箇所の調査点を有する4区画を準備し,8月上旬と9月中旬にジェット水流で水草を除去した差異を比較検討した.8月の除去は,9月に水路横の歩道から目視観察すると効果は限定的であったものの,群落高は水面に到達することなく,景観上の問題を引き起こすことはなかった.9月の除去は,10月の群落高をかなり小さく抑える効果を有していた.このため,除去作業の初回は群落高が水面に到達する前の8月上旬,2回目は9月中旬が目安であり,群落の生長が遅ければ2回目の除去作業は不要と考えられる.