CBS土地利用統計を用いて,オランダにおける高速自動車道のインターチェンジの周囲の都市化を分析している。分析に用いた主要な要因は,インターチェンジから最寄りの市街地までの距離,大都市までの距離,高速自動車道路網の最寄りのジャンクションまでの距離,高速自動車道の区間交通量,そしてインターチェンジの周囲の土壌類型である。分析からは,最寄りの市街地に近いインターチェンジは遠いものよりもインターチェンジの都市化効果が高いこと,その他の要因はインターチェンジの都市化効果に差異を生み出しているとはいえないこと,などが明らかにされた。