情報知識学会誌
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特集論文
構造化データ形式を用いた材料知識ベースの開発
徐 一斌山崎 政義八木 晃一藤田 充苗
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2005 年 15 巻 3 号 p. 3-10

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抄録

 我々は, XMLやRDFなどの技術を用いて, 複合材料の熱物性に関する材料科学の理論知識を管理, 編集, およびWeb上で表示する知識ベースシステムを開発した.概念ネットワーク知識モデルを利用して, 従来, 非構造化データ形式で記述されてきた材料知識を, XMLとRDFフォーマットの構造化データとして整理・記述し, 各概念間の関係を表示するコンセプトマップ, および各概念の内容を説明するWebページをコンピュータにより自動生成することを実現した.さらに, 本システムは, 材料熱物性データベースと複合材料熱物性予測システムと連携されており, 材料知識の表現ページから材料の物性データを参照したり, 方程式を利用して新しい材料の物性を計算したりすることができる.

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© 2005 情報知識学会
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