抄録
お茶の水女子大学附属図書館は全学的な教育改革と連動して2007年に学修用の情報機器を充実させたラーニング・コモンズを設置し,全館で個人所有のパソコンを接続することができる有線/無線の認証ネットワークを利用できるようにするなど新しい学びの空間を創出してきた.さらに,学生の情報リテラシーの活性化に役立つことを期待して,2010年に情報基盤センターと協同して,館内で自由に利用できるノートパソコンをPC自動貸出ロッカーで貸し出すサービスをはじめた.
ロッカーの設置からこれまでの約3年間の運用について,附属図書館内のラーニング・コモンズでユーザ支援や情報機器の管理を担当する学生スタッフ,ラーニング・アドバイザの視点から,日常の保守やロッカーの利用状況,および,ここで貸出される端末の利用状況について報告する.