情報知識学会誌
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特集 第18回 情報知識学フォーラム「ビッグデータと新たな知識発見」
Webデータを用いた京都市のホテル業界に関する応用研究
津田 博史多田 舞山本 俊樹一藤 裕曽根原 登椿 広計
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2013 年 23 巻 4 号 p. 442-451

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抄録
 本研究の目的は,地域観光の政策実行主体である自治体やホテルなどの宿泊施設事業者が,データに基づいた合理的な観光政策,事業経営を実施するための情報収集・データ解析理論,方法を研究することである.本研究では,Webサイトから収集したホテル空室データや観光情報を用いて,日次で宿泊施設の稼働率を推定し,また,宿泊施設であるホテルの人気の要因を分析した.今回の研究目的の1つ目として,京都市の観光政策の経済波及効果を捉えるために,京都市内のホテルの客室稼働率を推定することとした.2つ目の目的として,人気ホテルの要因を解明することとした.実証分析結果により,京都市内のホテルの客室稼働率,および,ホテルの人気の要因に関して新しい知見が得られた.
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© 2013 情報知識学会
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