情報知識学会誌
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ISSN-L : 0917-1436
23 巻, 4 号
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特集 第18回 情報知識学フォーラム「ビッグデータと新たな知識発見」
  • 堀 幸雄
    2013 年 23 巻 4 号 p. 427
    発行日: 2013/12/07
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
  • 大槻 明
    2013 年 23 巻 4 号 p. 429-441
    発行日: 2013/12/07
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
     データには無限の可能性が秘められていると我々は考えている.そして,データを効果的に分析することにより,新たな知識発見や,学問や社会の発展に対し他大な貢献が期待できると考えられる.データ量が増えればそれだけこの期待度は高まっていく.さらに,現状はSNS(Social Network Service)データやセンサーデータなどを代表に膨大なデータがリアルタイムに生成されているため,これらのデータを効率的に取得あるいは分析する技術がトレンドとなっている.ゆえに,本稿では,先ずビッグデータの概要について述べ,次にビッグデータに関する代表的な技術について概観した後で,我々の研究事例を通してビッグデータ俯瞰分析の技術や手法の一例について述べる.
  • 津田 博史, 多田 舞, 山本 俊樹, 一藤 裕, 曽根原 登, 椿 広計
    2013 年 23 巻 4 号 p. 442-451
    発行日: 2013/12/07
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
     本研究の目的は,地域観光の政策実行主体である自治体やホテルなどの宿泊施設事業者が,データに基づいた合理的な観光政策,事業経営を実施するための情報収集・データ解析理論,方法を研究することである.本研究では,Webサイトから収集したホテル空室データや観光情報を用いて,日次で宿泊施設の稼働率を推定し,また,宿泊施設であるホテルの人気の要因を分析した.今回の研究目的の1つ目として,京都市の観光政策の経済波及効果を捉えるために,京都市内のホテルの客室稼働率を推定することとした.2つ目の目的として,人気ホテルの要因を解明することとした.実証分析結果により,京都市内のホテルの客室稼働率,および,ホテルの人気の要因に関して新しい知見が得られた.
  • 利光 哲哉
    2013 年 23 巻 4 号 p. 452-461
    発行日: 2013/12/07
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
     昨今,「ビッグデータ」という言葉が,テレビや新聞などの日常生活の情報メディアでも流れるようになり,日常用語化してきている.スマートホン(多機能型携帯電話)や自動販売機など,生活の中にもビッグデータを活用したサービスや機能が多く見受けられるようになってきた.
     身近なビッグデータの発生源は,日常生活で利用しているSNS(Social Networking Service) や道案内,ネットショッピングなどと,環境やエネルギー,物などの状態変化を測定しているセンサーなどが挙げられる.このような環境で発生・収集されるビッグデータは,業務で発生しているデータとは,性質も内容も異なる.
     これらのビッグデータを活用して企業の利益を向上させるためには,利益創出の考え方,取組み方を変えていく必要がある.ビッグデータイノベーションやオープンイノベーションの「イノベーション」は「革新」,新たな発想やおもてなしの行動が利益を生出していく.
  • 廣井 和重
    2013 年 23 巻 4 号 p. 462-472
    発行日: 2013/12/07
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
    近年,様々な企業及び業種でビッグデータの積極的な活用が検討されている.その中で,ソーシャルメディアデータには,消費者のマインドセット(思考や価値観等)が多分に含まれており,このデータの活用に対する期待も高まってきている.本稿では,ソーシャルメディア及びそれに関係した利用環境の現状を俯瞰し,ソーシャルメディアデータ利活用の可能性を述べる.特に,企業が保有している業務データとの融合分析により,消費者の動向に対する「What」と「Why」を把握する可能性とメリット及び課題を述べる.また,これらのユースケースとして,トレンド分析とソリューション例を紹介する.
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