情報知識学会誌
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特集 第18回 情報知識学フォーラム「ビッグデータと新たな知識発見」
身近なビッグデータとおもてなしと企業利益
利光 哲哉
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2013 年 23 巻 4 号 p. 452-461

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抄録
 昨今,「ビッグデータ」という言葉が,テレビや新聞などの日常生活の情報メディアでも流れるようになり,日常用語化してきている.スマートホン(多機能型携帯電話)や自動販売機など,生活の中にもビッグデータを活用したサービスや機能が多く見受けられるようになってきた.
 身近なビッグデータの発生源は,日常生活で利用しているSNS(Social Networking Service) や道案内,ネットショッピングなどと,環境やエネルギー,物などの状態変化を測定しているセンサーなどが挙げられる.このような環境で発生・収集されるビッグデータは,業務で発生しているデータとは,性質も内容も異なる.
 これらのビッグデータを活用して企業の利益を向上させるためには,利益創出の考え方,取組み方を変えていく必要がある.ビッグデータイノベーションやオープンイノベーションの「イノベーション」は「革新」,新たな発想やおもてなしの行動が利益を生出していく.
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© 2013 情報知識学会
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