抄録
近年,Internet of Things(IoT)分野が注目される中で,契約の面から,データの利活用や保護に関して規定することの重要性が増している.特に,大量のデータの利活用による付加価値の創出が求められる一方で,プライバシー情報や営業秘密の保護も求められている.しかしながら,具体的な取引においてどのような契約条件にすることが適切であるかは明らかではなく,モデル契約書が果たすべき役割は大きい.本稿では,IoTに関する既存の契約書,規約及び約款におけるデータ利活用と保護に関係する規定を分析した結果を紹介する.