情報知識学会誌
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図書館経営におけるブランド戦略の分析
松下 彩華松村 敦宇陀 則彦
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2019 年 29 巻 2 号 p. 129-134

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抄録

 インターネットの普及により、図書館の役割は相対的に低下し、新しい図書館像の模索が始まった。新しい図書館を構築するためには、既存の手法を図書館経営に応用することが有効であるとの考えから、マーケティングやブランディングに力をいれる図書館が増えてきた。そこで、本研究では、ブランド戦略に焦点をあて、図書館に適したモデルについて考察することを目的とする。本研究の手法は以下のとおりである。まず、基準となるブランディングモデルを選択し、そのモデルを基準に、ブランディングを実施したと表明している図書館と、ブランディングを実施したとは表明していないが、先進的な試みを行ったと評判の図書館を調査する。得られた結果をもとに、2つの図書館を分析し、選択したブランディングモデルが図書館のブランディングモデルとしてふさわしいかを考察する。

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