情報知識学会誌
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未病に関するバイオデータ共有に向けたビジネスフロー最適化の試み
南山 泰之安田 裕之池谷 瑠絵等々力 賢藤居 文行野口 誉之木本 早苗藤原 寛太郎朝岡 誠林 正治平木 俊幸藤原 一毅込山 悠介山地 一禎
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2025 年 35 巻 2 号 p. 315-326

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抄録

ムーンショット型研究開発制度は,日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し,より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を行うコンセプトで創設された国の大型研究プログラムである.同プログラムに含まれる研究開発のうち,目標 2では超早期疾患予測・予防を実現するため,観察・操作・計測・解析・データベース化等様々な研究開発を推進している.本プロジェクトの一つである包括的未病データベース構築は,数理的連携研究とバイオデータ共有を横断的に実現するため, (a) 多様な未病データの保存・管理・共有, (b) 数理解析のプログラミングや計算実行, (c)未病データの公開,の 3つを具体的な課題として設定し開発が進められている.データベース構築に当たっては,未病に関するバイオデータ共有には研究ニーズに応じた共有範囲の設定要求と,インフォームドコンセント,医療データの研究利用に伴う契約,条約,法令,各種ポリシー等による種々の制約とが存在しており,両者の要求を同時に実現する最適化されたデータ管理体制が求められる.そこで本研究では,目標 2に参加している研究者へのインタビュー調査を通じて,未病に関するバイオデータ共有までの標準的なビジネスフローを考察する.さらに, NII研究データ基盤( NII RDC)を用いて,開発したビジネスフローを評価する.

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