情報知識学会誌
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DIASデータセットの利用事例調査
中原 陽子, 北本 朝展, 清水 敏之, 島井 博行
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2026 年 36 巻 2 号 p. 305-311

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抄録

 本稿では, DIAS(Data Integration and Analysis System)に登録された地球環境分野のデータセットを対象とした研究データ利用事例コレクションを紹介し,その分析結果を報告する.本コレクションは, Google Scholarを中心とした複数の検索手法と人手によるデータ言及箇所の特定を組み合わせ, 2021年10月から 2026年1月にかけて 640件の利用事例を収集したものである.収集した利用事例は Mahalo ButtonのMahalo Cardとして公開されている.利用事例および収集の過程で得られた情報を分析した結果,データDOIによる引用は主に Referencesに見られ, DOI以外の形での言及は謝辞に現れる場合が多かった.自己引用率は 16.7%と比較的低く, DIASデータセットが作成者以外の研究者にも広く活用されていることが示された.また,政府資料や Web記事など,学術論文データベースでは捕捉できない利用事例も確認された.

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