インターンシップ研究年報
Online ISSN : 2433-1996
Print ISSN : 1881-1663
私立文系大学におけるインターンシップ、キャリア教育の意識
―大学・短期大学との差異からのアプローチ―
小林 純
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2014 年 17 巻 p. 27-34

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抄録

 本稿は、私立文系大学を対象としたインターンシップ、キャリア教育の現状調査として実施したアンケートの結果を報告するとともに、結果から考察できる四年制大学と短期大学のインターンシップ、キャリア教育への取組の差異を明らかにするものである。キャリア教育の義務化によって、カリキュラムへの職業教育的要素の導入が期待される中で、インターンシップは教育(大学)と社会(企業)を結ぶ、キャリア教育の一手法として、より重要度を増している。アンケート調査にてインターンシップやキャリア教育が幅広い大学で導入されていることが明らかになる一方で、その教育効果や手法については四年制大学と短期大学の間で考え方に差があることも明確となった。時間的余裕の少ない短期大学はインターンシップやキャリア教育の目的として即戦力となる技術・スキルを中心に教育しているのに対し、四年制大学では大学教育そのもの充実化を図り、自律的な自己理解・キャリアデザインを重視している傾向をみることができる。今後、四年制大学と短期大学では役割が異なっていることを念頭に置いた上で、インターンシップやキャリア教育を融合したカリキュラムを構築することが必要となる。

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© 2014 日本インターンシップ学会
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