日本乳酸菌学会誌
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研究報告
富山湾深層水からのEnterococcus 属乳酸菌の分離と諸性状の検討
林 篤志, 嶋田 貴志, 尾仲 宏康, 古米 保
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2007 年 18 巻 2 号 p. 58-64

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抄録
我々は、富山湾内にある採水施設で汲み上げられた深層水から、フィルター集菌し、フィルターをアジ化ナトリウム、シクロヘキシミド添加MRS寒天培地上に置床・培養することにより、増菌培養を行うことなく乳酸菌の分離を行った。この方法で、45lの深層水から25株の乳酸菌を分離した。得られた分離株から形態学的試験、生理学的試験および同定キットAPI20strepを用いて、Enterococcus faecium 8株、Enterococcus durans 2株およびEnterococcus faecalis 1株を選抜した。これらの菌株の内、E. faecium TN-3およびE. faecalis TN-9と判定された2株の16S rDNA解析では、TN-3 株はE. durans に、TN-9 株はE. faecalis に最も高い相同性を示した。また、これら2株はE. durans およびE. faecalis の基準株にそれぞれ同等の薬剤感受性を示した。TN-3 株、TN-9 株のvancomycinに対するMIC値はともに0.5μg/ml および1.0μg/ml であり、両菌株ともにvancomycin耐性遺伝子も検出されなかった。
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© 2007 日本乳酸菌学会
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