2014 年 35 巻 1 号 p. 87-93
レーザーと電子内視鏡との相性について検討した結果,原色フィルターを用いた同時方式の高画素拡大電子内視鏡の一部を改良してPDDおよびPDTが可能な新しい内視鏡を開発した(XG-0001,富士フイルムメディカル).この内視鏡を用いて,胃がんに対するLaserphyrin® によるPDD とPDTの臨床応用に成功した.今後,2種類の波長のレーザーを光源とする新世代の内視鏡システムをもとにして,PDDとPDTが可能な高画素拡大電子内視鏡が実用化されるものと期待される.