日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
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特集「内視鏡と新しい診断機能」
消化器内視鏡とレーザー診断・治療−胃がんに対するPDDとPDTを中心に−
中村 哲也生沼 健司増山 仁徳
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2014 年 35 巻 1 号 p. 87-93

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抄録

レーザーと電子内視鏡との相性について検討した結果,原色フィルターを用いた同時方式の高画素拡大電子内視鏡の一部を改良してPDDおよびPDTが可能な新しい内視鏡を開発した(XG-0001,富士フイルムメディカル).この内視鏡を用いて,胃がんに対するLaserphyrin® によるPDD とPDTの臨床応用に成功した.今後,2種類の波長のレーザーを光源とする新世代の内視鏡システムをもとにして,PDDとPDTが可能な高画素拡大電子内視鏡が実用化されるものと期待される.

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© 2014 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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