抄録
膵外分泌のfeedback regulationの機序を明らかにするため膵液胆汁瘻 (diversion) ラットに小腸瘻 (jejunal fistula) を作成し上部小腸の灌流 (wash out) を行った.Diversionにより亢進した膵外分泌はwash outにより膵液量・蛋白量・重炭酸排泄量のいずれも経時的に減少し, CCKも灌流の後に減少を認めたことから, 灌流液内にCCKの分泌を刺激するfactorの存在が示唆された.そして膵液内に分泌されるmonitor peptideとは異なり, このfactorは十二指腸内に分泌されるものと思われた.