抄録
企業のISO14001の取得率は1996年の4.3%から2008年には74.6%に増加し、環境教育はその規格要求事項の4.2.2で実施義務があり、2006年には78.8%の企業で行われた。環境に関する教育は、環境教育のほかにCSR教育、倫理教育、廃棄物教育、資源循環教育などがあり実施割合、実施内容も業種によって異なる。本研究ではNikki225の企業35業種の環境CSR報告書等187社を収集し、企業が行う環境教育、CSR教育、倫理教育、廃棄物教育、資源循環教育の5つの教育の分析を行い、業種別の実施割合、実施内容について考察した。結果として、環境教育、CSR教育、倫理教育においては、製造系運輸系企業は教育実施率が高く、通信、小売業、銀行、サービス業は低かった。また、廃棄物教育は、通信業、非鉄金属・金属製品業、建設、商社の実施率が高く、資源循環教育は商社、電気機器の2社のみで実施されていた。5つの教育の実施率から、電子機器業が他の業種と比較して高い教育の実施率であることがわかった。