主催: 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
公共空間である駅のごみ箱では、複数の分別タイプのごみ箱を設置して分別活動を行っているが、利用者の分別行動はあまり厳格でなく、資源化が進んでいないという問題点がある。この問題についてごみ箱デザインという手法を用いて分別促進のための社会実験を行った。まずは、ごみ分別の観点からどのようなごみ箱が望ましいか有識者3人にヒアリング調査を行った。このヒアリング調査をもとに、駅のごみ箱デザイン仕様を決定し、実際にデザインしたごみ箱を設置する社会実験を行い、ごみ箱のデザインによってどの程度利用者のごみ分別が計られるかを調査した。今回の社会実験では、現在各駅に設置されているごみ箱の改善に着目し、(1)従来型のごみ箱、(2)新デザインのごみ箱、(3)透明型ごみ箱の3つのタイプを取り上げ、利用者の分別行動に差があるかについて調査を行った。