抄録
エコポイント制度が家電を買替える上での促進作用になっているのか、またメーカーや行政の広告で宣伝されているほど消費者にとって利益のある制度であるのか、検討すべき事項はある。
本研究は、実際にエコポイント制度がどの程度普及し、消費者行動に影響を及ぼしているか。また、家電を買替える上で、何が消費者の購買行動の指標となっているかを検討した。
アンケート協力者のうち、実際にエコポイント制度を使って家電を購入した割合は全体の32_%_であり、30_%_は購入を検討中であることが分かった。実際に家電を買替える場合に考慮する点は、「値段」(86_%_)や「機能」(75_%_)であり、「エコポイント」を考慮して購入する割合は低かった(23_%_)。
また、エコポイント制度の活用に関する意見では、家電購入者は「エコポイント制度の申請が複雑」「エコポイントが付与されるまでの時間がかかる」といった意見が複数あった。