抄録
クアラルンプールの典型的な近郊地域であるスランゴール州バンダル・バル・バンギにおいて、減量とリサイクルに着目した、家庭ごみの詳細組成調査を行った。住居形態をもとに4ヶ所サンプリング地区を設定し、総計で282世帯から1005kgのごみを約120項目に分類した。平行して世帯人数やリサイクル行動、食習慣などを問うアンケート調査を実施した。
住居形態によって排出量がかなり違うという結果を得た。排出全体に占める容器包装の割合は重量でも容積でも日本やヨーロッパより低かった。容器包装の付加段階では小売りでのプラスチック容器包装が多いことが分かった。消費者による減量可能性としては、未使用食品と使い捨ておむつがあげられる。家庭ごみの平均リサイクル率は6.5%であった。一方リサイクル可能な物が全体の23%含まれていた。古新聞のリサイクルはかなり徹底して行われているが、それ以外の品目のリサイクルの促進のためには何らかの行政関与が望まれる。