抄録
本研究では、世帯収入の違いによる保有・買替え・廃棄行動を明らかにすることを目的とし、2010年3月上旬、中国の都市部に在住する一般世帯(消費者)約700世帯を対象に、家電4品目とパソコンの保有・買替え・廃棄状況を調査した。調査方法はインターネット調査と対面インタビュー調査を組み合わせて実施した。回答者は、大部分が2人以上世帯であり、世帯あたり年収は7万元以上が全体の4割以上を占めた。年収ごとの製品別の新品購入率を見ると、高所得者は中・低所得者に比べ新品購入率が高い傾向がみられた。過去に使用済み製品をどのように処分したかに対する回答から、高所得者は中古・リユースと量販店(買換え)の割合が高く、低所得になるほど市中回収業者や廃品回収ステーションに売却する割合が高いことが分かった。