廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第22回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-2
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A1  ごみ発生・排出抑制
ダイレクトメール等に関する2R行動の現状と受容性評価
*山川 肇
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抄録
 本研究では、広告物の2Rの現状と2R行動のさらなる受容可能性を把握するため、インターネット調査を実施し、以下の結果を得た。 ・DMの発生抑制行動は8割以上の人がまったく実施しておらず改善余地が大きい。明細書の郵送は約2割の人がほぼすべて断っているが、まったく断っていない人も約5割ある。ポスティング広告物に対する「チラシ投入禁止」のステッカーを貼っている人は5%と少ない。 ・不要なDMの受け取り数は平均週3.1通/人、クレジットカード等の明細書の受取数は月平均3.3通/人となった。ただしやや過大評価の可能性もある。 ・DM、明細書の発生抑制行動を8割以上実施してもよい人は現状より2割多く、DM約7億通、明細書約2.6億通の発生抑制が可能と推定された。街頭チラシの選択的受け取りも約2割増加の可能性があり、ポスティングに対するお断りステッカーの実施については、3割強の増加が見込める。
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© 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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