主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 30
開催地: 東北大学川内キャンパス
開催日: 2019/09/19 - 2019/09/21
本研究では、ススキ属植物の中でもバイオマス生産量が大きいとされるジャイアントミスカンサス (Miscanthus × giganteus, 本研究ではM×Gと表記する)に着目した。M×Gのエネルギー利用方法として、メタン発酵に注目し、M×Gの燃焼特性およびメタン発酵特性を明らかにする事を本研究の目的とした。同時に前処理としての半炭化技術の適応についても検討を行った。MxGペレットを用いたバッチ型メタン発酵実験より、10日目程度からメタン発酵は活発に起こることがわかり、37日程度で200mg-CH4/gVS程度のメタンガス発生ポテンシャルを持っていることがわかった。また高温での半炭化によりメタン発酵が起こりにくくなることもわかり、その要因についてTG-DTA分析結果より考察した。