廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C5-12-P
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C5 メタン発酵・堆肥化
資源作物ジャイアントミスカンサスのメタン発酵利用に関する研究
*落合 知中井 優里佐藤 昌宏石井 一英
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抄録

本研究では、ススキ属植物の中でもバイオマス生産量が大きいとされるジャイアントミスカンサス (Miscanthus × giganteus, 本研究ではM×Gと表記する)に着目した。M×Gのエネルギー利用方法として、メタン発酵に注目し、M×Gの燃焼特性およびメタン発酵特性を明らかにする事を本研究の目的とした。同時に前処理としての半炭化技術の適応についても検討を行った。MxGペレットを用いたバッチ型メタン発酵実験より、10日目程度からメタン発酵は活発に起こることがわかり、37日程度で200mg-CH4/gVS程度のメタンガス発生ポテンシャルを持っていることがわかった。また高温での半炭化によりメタン発酵が起こりにくくなることもわかり、その要因についてTG-DTA分析結果より考察した。

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© 2019 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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