廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-7-P
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A1 ごみ発生・排出抑制
効果検証に向けた生活系ごみ減量化普及啓発施策の類型化
*齊藤 由倫亀井 優也飯島 明宏田子 博
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抄録

生活系ごみの減量化に関して全国では様々な普及啓発施策が行われている。しかし、それらを網羅的に調べ、ごみ減量の直接的、或いは有料化施策等を後押しする間接的な効果を比較分析した事例はまだない。本研究は、全国の普及啓発施策をそのテキスト情報に着目して網羅的に調べ、ごみ減量効果を実証分析することを最終目標にしている。今年度は人口5万人以上の全国158自治体から、Webサイト上の500の普及啓発施策、約7万語の言語情報を取得した。これらをテキスト分析によって13の主要テーマと、テーマごとに最大10の住民介入方法に類型化することができた。特に食品廃棄関連の主要テーマは、エコクッキングやフードドライブ、地域アドバイザーの活用など多様な介入方法が見られ、自治体としてこの問題に注力している様子がうかがえた。今回この類型化結果を基にして、今後は全国自治体アンケート調査を実施する計画である。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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