廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B3-5-O
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B3 災害廃棄物の管理・計画(1)
片付けごみの排出行動の分析:倉敷市真備町の洪水災害を対象として
*藤原 健史森脇 直輝浪越 宥弥
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抄録

2018年7月に西日本を襲った豪雨で、倉敷市真備町では7日に河川決壊に伴う大規模な洪水が発生し、そのために7月に西日本を襲った豪雨で、倉敷市真備町では7日に河川決壊に伴う大規模な洪水が発生し、約44万トンにも及ぶ水害廃棄物が発生した。家屋の清掃が始まるとそれらが地域で一斉に排出されるために、置き場の不足やごみ収集待ちが発生する。真備町では国道486号線沿いの道路建設予定地と井原鉄道井原線高架下に市民がごみを車で持ち込んでは捨てる不法な排出場ができ、自衛隊が撤去することになった。災害発生直後からの片付けごみの排出をコントロールし、迅速にごみを収集する計画を立てるためには、まず実際に被災者がとった片付けごみの排出行動を分析することが有効である。そこで本研究では、倉敷市真備町の被災者に対してアンケート調査を行い、排出ルールの認知や分別可能性、ごみ排出場所、不法排出場に捨てた理由などを分析した。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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